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手術以外の治療法(保存療法)とその効果
ばね指の手術以外の治療方法(保存療法)はたくさんあります。ばね現象と痛みの原因は腱鞘滑膜の炎症と肥厚によるものですが、多くの患者さんはばね現象と痛みの消失を願って診療所、接骨院、整体院、鍼灸院などいろんなところに通っています。
そこで、ばね指に対して行われているいろんな治療法(保存療法)の効果と問題点について、独断的ではありますが検討してみました。現在、行われている方法は1:痛みを和らげるための治療。2:固定療法。3:ステロイド注射など大きく3つに分けられます。
1: 痛みを和らげる方法として、マッサージ、電気、鍼治療などがあります。これらの治療法はあくまで痛みに対する対症療法です。ばね現象と痛みの原因となっている腱鞘滑膜の炎症、肥厚の改善が得られるものではないように思われます。ある程度の痛みは軽快しても腱鞘炎は軽快せず、いたずらに無駄な時間と費用を費やするものと思われます。
2: 指の固定療法は指を動かさぬようにして、腱鞘炎を抑える目的で行われます。指を固定するため、不便ですが効果があると思われます。しかし、指の固定により日常生活に支障をきたし、外してしまうことが多く、ばね現象の消失までには時間がかかるのではと思われます。
3: ステロイド注射は腱鞘滑膜の炎症を抑制し、肥厚が縮小するため、腱鞘内圧が低下して痛みが軽快します。しかし、ステロイドの効果によって治癒することもありますが、再発することも多いように思われます。しかも、一般的に腱鞘注射は疼痛が強いため患者さんには不評です。ステロイド注射剤にはたくさんの種類がありますが、よく使われる注射剤にケナコルト(商品名)があります。ケナコルトは、薬剤の持続時間が長く効果が良いものの、腱組織が傷んでしまい注射の繰り返しで腱が断裂する危険があります。当院でも、ケナコルト注射によって腱が断裂した患者さんが1名ですがおられました。
ばね指は指を使わないようにすることで、知らぬ間に治ることもある疾患です。手術以外の治療(保存療法)も一定の効果があるように思われますが、再発を繰り返すことも多く、いつ治るのかがはっきりせず、悩み続けることも多いと思われるのが問題です。
ばね指の治療には治療方法に対してのガイドラインがなく、主治医の主観的意見で治療されているようで、患者さんはいろんな診療所、接骨院、鍼灸院などを受診して悩んでおられるように思われました。
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