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ばね指の概説
ばね指は女性に多くみられる病気です。
男性でも、手先をよく使うお仕事をなさる方などに見受けられることもあります。
指を曲げて、伸ばそうとすると、指がばねの様になってスムーズに伸びなくなります。
ひどい場合には、指が曲がったままになってしまい、反対の手で戻さないと伸びなくなります。
そして、曲がった指が元に戻るとき、痛みを伴います。
上の図は、中指の付け根部分を表したものです。
指を曲げる腱の周囲には、滑膜性腱鞘と呼ばれる鞘があります。
これは指を曲げる際に、腱がスムーズに滑走することを助けています。
さらに、指の腹側に靭帯性腱鞘と呼ばれるトンネルがあります。
その中を滑膜性腱鞘が通過することにより、スムーズな指の動きが得られるのです。
上の図は、親指の付け根の部分を表したものです。
他の指とは少し構造が違いますが、滑膜性腱鞘炎と靭帯性腱鞘炎の動きは、同じです。
上の図は、指を曲げ伸ばしした時の滑膜性腱鞘の動きを示したイメージ図です。
正常な状態では、靭帯性腱鞘の中をスムーズに滑膜性腱鞘が通り抜けていきます。
しかし、手の使い過ぎなどで、滑膜性腱鞘が炎症を起こした場合、肥厚してしまい、滑膜性腱鞘のすべりが悪くなり
靭帯性腱鞘のトンネルをくぐるときに、ひっかっかって、たくしあげられるような状態になり、スムーズに通過できなくなります。
この状態が続くと、痛みも伴いますし、指を曲げるとひっかっかり感が生じてきます。
上の図にあるように、滑膜性腱鞘がたわんでしまってトンネル内を通過しにくくなった状態では、
ばねを上から押さえているかのような状態になっています。
そして、一旦、トンネルをくぐると、このストレスから弾みをつけて開放され、
ばねがはじけるような状態になります。
これを「ばね現象」といいます。
上の図はばね現象を起こす原因部分をエコーでみたものです。
A1滑車部と呼ばれる指の付け根の部分にある靭帯性腱鞘が肥厚しているのがわかります。
そして、腱が通りにくくなっていることもわかります。
上の図は、同じくエコーでA1滑車部を輪切りにしてみたものです。
腱の周辺では、肥厚した腱鞘の存在が確認できます。
エコー検査は、リアルタイムでバネ現象が起こっている部分をみることができるので、
患者さんにとって御自分の指の病態をその場で理解していただけるという利点があります。
また、手術をするに当たって、患者さんの同意を得るためには、
必然性の高い無くてはならない検査だと考えています。
上の動画は、
腱がひっかかってばね指現象が起こり、指がスムーズに動いていません。
上の動画のエコー画像で、肥厚した腱鞘がトンネルを通過するときに、はじかれたようにカクンとなることがわかります。
以上のようなエコー検査を行って、
患者さんに御自分の指の状態を理解していただきます。
以上の説明で、ばね指とはどんな病気なのか御理解いただけたと思いますので、
次のコンテンツにて、当院でのばね指の治療について御覧いただきたいと思います。
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